リチウムイオン蓄電池システム

蓄電池は当初は停電時や災害時の電源として普及しましたが、リチウムイオン蓄電池が開発され、蓄電容量も大きく、連続使用にも対応できる様になりました。最近では12kWhの大容量も発売され、常時接続して電気エネルギーを有効利用するタイプも増えてきています。高価だったリチウムイオン蓄電池も普及促進の為、国や自治体からの補助金が手厚くなり、家庭への導入が進んでいます。太陽光発電と組み合わせて、電気エネルギーを有効活用するゼロエネルギー住宅も可能になりました。災害だけでなく家計にも優しく、地球環境保全にも役立つシステムには無くてはならない商品です。

定置用リチウムイオン蓄電池の補助金

平成26年度補正予算で定置用リチウムイオン電池の補助金として130億円が計上されました。補助金の詳細は財団法人環境共創イニシアチブで公表されました。蓄電池の補助金は、設置前に交付申請を行い、交付決定通知書が届いてから蓄電池を設置します。その後に、実績報告をして補助金を受領する事が出来ます。補助額はシステム毎に定められた目標金額との差額の2/3以内で1住宅あたり上限が100万円です。予算枠に達すれば終了します。よって蓄電池を、ご検討の方はお早めにご相談下さい。お客様のライフスタイルに合ったシステムをご提案致します。補助金の対象機器と補助金額は環境共創イニシアチブ(SII)のHPで確認できます。
※補助金の申請と交付の流れ※

補助金は交付申請して約3〜4週間後に交付決定されます。その後に設置となります。

蓄電池の補助金の流れ

※補助金交付申請の必要書類(ファミリーソーラーで用意するもの)※
「補助金交付申請書」「暴力団排除に関する誓約書」「補助金及び交付申請に関する同意書」
「蓄電システム購入契約書類」
※お客様に用意していただく書類「実在証明書」※
以下の書類のうち、いずれかひとつのコピーをご用意ください。有効期限のあるものは期限内である事を確認ねがいます。
「運転免許証」「健康保険被保険者証」「共済組合員証」「住民基本台帳/カード」「日本国パスポート」
「在留カード(外国人登録証明書)」「養育手帳」「身体障害者手帳」

家庭での蓄電池の活用方法

蓄電の活用方法として、割安な夜間電力で蓄電し日中の電力をまかない太陽光発電の売電量を押し上げる方法と、太陽光発電から充電し1日の電力を太陽光発電と蓄電池が連携してまかなう方法とがあります。どちらの方法にするかは蓄電池側の設定で自由に選択できます。また太陽光発電の売電価格も方法により変化します。
蓄電池の活用

おもな蓄電池のタイプ


主な蓄電池タイプです。移動可能なスタンドアローンタイプから家全体をカーバーするタイプまで種々様々なタイプがあります。機器により補助金は変動します。
蓄電池の種類

オール電化+太陽光発電+蓄電池を組み合わせると光熱費0円生活も可能です。


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リチウムイオン蓄電池の豆知識

リチウムイオン蓄電池とは?

リチウムイオン電池とは、使い捨ての一次電池とは違い、繰返し充電できる二次電池の一つです。仕組みは、プラス極に炭素、マイナス極にコバルト酸リチウム等を使用し、その間をイオンが移動することで電気を充放電します。鉛蓄電池に比べ小型軽量でエネルギー密度も高く、高い電圧が得られることから、ノートパソコン、携帯電話などの情報家電、ハイブリッド自動車、電気自転車などのバッテリーに使用されています。最近は太陽光発電と組み合わせた住宅用途として10kWh以上の容量を持つリチウム蓄電池システムも発売されています。
蓄電池の種類蓄電池の種類

リチウムイオン蓄電池の容量は?

リチウムイオン電池の容量はkWh(キロワットアワー)で表示します。10kWhの場合は10kWの電力を1時間使えるという事です。(実際は容量の80%程度までが放電可能な電力です)消費電力が1kWの掃除機なら10時間使用できる事になります。緊急時の際一般住宅で必要な電化製品は照明、冷蔵庫、TV、携帯の充電などで500Wとすると、20時間使用可能です。
蓄電池の容量

全負荷放電と特定負荷放電とは

リチウムイオン蓄電池は放電容量に限りがある為、家庭内の電化製品すべてをまかなう事は出来ません。そこで、蓄電池の放電容量に合わせて、あらかじめ供給する電化製品を数点に設定する事を「特定負荷」と言います。特定負荷は家庭用屋内分電盤とは別に特定負荷用分電盤を設置したり、自動切換えを行う場合があります。しかし最近では大容量タイプが発売され、全ての電化製品が使用出来る、全負荷放電も可能になって来ました。
全負荷と特定負荷

押し上げ効果と消費電力削減

太陽光発電を設置されている住宅で、深夜電力でリチウムイオン蓄電池に充電した電力を昼間の家庭内消費電力をまかなうのか、太陽光発電の発電が無い時間帯に放電するかで、売電単価が違ってきます。太陽光発電の発電時間帯に放電して太陽光発電の売電量を増やす事を押し上げ効果と言い、売電単価がW発電になり、30円/kWhになります。一方で充電は深夜に行い、放電は太陽光発電の時間帯外に行うと家庭内の電力消費量を削減する事が出来ます。この際は売電単価は変わりません。どちらを選択するかはご家庭の電力使用状況で判断する事になります。昼間の電力使用量が多く売電量が少ない場合は押し上げ効果、逆に売電量が多いご家庭は消費電力削減の方がお徳です。
押し上げ効果